専門看護師

専門看護師
専門看護師とは、日本看護協会専門看護師認定試験に合格し、ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することが認められた者のことで、1996年(平成8年)に初めて専門看護師が認定され、2017年(平成29年)5月1日現在、全国に1,862人しか認定されていません。


また日本看護協会専門看護師認定試験に合格すれば「認定証」が交付されますが、専門看護師としての質を保持するため、「5年ごとに更新審査」を受けなければなりません。


ちなみに更新申請の条件としては、過去5年間に規定された看護実績や研究業績を有していることが条件とされています。


 専門看護師の役割



専門看護師は専門看護分野において、以下の役割を担っています。


1:実践


個人・家族または集団に対して卓越した看護を実践する。


2:相談


看護職者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。


3:調整


必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。


4:倫理調整


個人・家族または集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。


5:教育


教育・看護職者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。


6:研究


専門知識・技術の向上、開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。


 専門看護師認定審査



専門看護師認定審査」は誰でも受けられるわけではなく、以下の条件すべてを満たさなければなりません。


:日本国の保健師助産師、看護師のいずれかの免許を有すること。


:所定の教育を修了していること。


:看護師、保健師、助産師の資格取得後、実務経験が通算5年以上であり、その内通算3年以上の特定分野経験があり、その特定分野の経験のうち、1年以上は専門看護師に必要な所定の教育修了後の実務経験を含まなければならない。


■所定の教育とは?


:看護系大学大学院修士課程修了者で、特定の専門看護分野の所定の単位(総計26単位)を取得した者。


なお、看護系大学大学院修士課程修了者で特定の専門看護分野の所定の単位に満たない者は、必要単位をさらに取得しなければなりません。


:看護学以外の関連領域の大学院等を修了した者で、看護系大学大学院修士課程において必要単位を取得した者。


:外国においてと同等以上の教育を受けたと認められた者。


 専門看護分野



2017年(平成29年)現在、専門看護分野として以下の13分野が特定されています。


・がん看護
・精神看護
・地域看護
・老人看護
・小児看護
・母性看護
・慢性疾患看護
・急性・重症患者看護
・感染症看護
・家族支援
・在宅看護
・遺伝看護
・災害看護



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