患者からの暴力とセクハラの実態


医師や看護師が病院内で患者から暴力やセクハラ行為を受けているかを佐賀県医師会が2007年8月初旬に佐賀県内の公立・民間の病院や有床診療所など県内の689機関に調査文書を送付し、過去10年の被害調査を初めて実施したところ、44機関から209件の報告が寄せられたことが2007年10月12日分かりました。


圧倒的に未回答の医療機関が多いことから、実際には身体的暴力や恐喝、セクハラを受けている件数はもっと多いと推測され、佐賀県だけでこの数字なので、全国的に見てもかなりの医師や看護師が暴力やセクハラ行為を受けているのでは?と見られています。


院内暴力は、患者の権利意識の向上などを背景に、ここ数年、目立ってきているとされており、実態を把握するために、日本医師会は2007年7月末、各都道府県医師会に過去10年の相談事例を初めて照会し、これを受け佐賀県医師会が初めて調査しました。


調査結果の報告の中では


「混乱状態の患者からけられた」


「顔を殴られ、メガネを壊された」


「治療ミスだと因縁をつけられ、金銭を要求された」


「男性患者から尻を触られた」


などの報告が寄せられ、中にはストーカー行為の報告もありました。


小田康友・佐賀大医学部准教授は「患者からの暴力は昔からあったが、今は予約なしの検査といった無理な要求や医師が予測できない原因で暴言・暴力に及ぶ」と深刻なモラル低下を指摘。一方で「医療従事者も対応できるだけのコミュニケーション能力を高めていく必要があるだろう」と対策強化を訴えています。




平成19年10月13日・西日本新聞朝刊より一部抜粋


これはあまり大きなニュースとなっていないかもしれませんが、とても深刻で大きな問題です。


一部には正常な判断が出来ない患者もいますので、それらの患者に対する対処法を病院単位ではなく、医療機関全体で考えていかなくてはならない時代となったかもしれません。


看護師の中にはセクハラ行為を受けているにもかかわらず、病院ではあまり深刻に考えていない場合も多いようなので、徹底的に調査、改善策を講じて欲しいですね。



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