看護師の約半数が「辞めたい」



日本だけでなく世界的に見ても深刻な看護師不足となっていますが、熊本県医療労働組合連合会が組合員の看護師らを対象に行ったアンケートで、「職場を辞めたいと思うか?」との問いに対し、「いつも思う+時々思う」と答えた看護師が全体の半数近くに上ったことが分かりました。


アンケートは2007年秋に熊本県医療労働組合連合会組合員の医療従事者約2300人を対象に行い、742人(看護師が497人、医師はゼロ)から回答がありました。


・職場を辞めたいと思うか?


・いつも辞めたいと思っている⇒「
18.6%
・時々辞めたいと思う⇒「
31.2%
・辞めたいとほとんど思わない+まったく思わない⇒「
17.9%


以上の結果となり、合わせると「49.8%」、約半数の医療従事者(看護師)が現在の職場を辞めたいと思っているようです。


厚生労働省は2006年4月の診療報酬改定で、「入院患者7人に対し看護師1人」という手厚い配置をした病院には入院基本料を上乗せする新基準を導入し、その結果、全国で看護師の奪い合いが発生し、地方の病院を中心に看護師不足が深刻化しており、熊本県内でも2008年は3万1168人の需要に対し、2584人の看護師不足が生じています。


・看護師不足⇒仕事がきつい⇒辞めたい


上記のような悪循環となっており、熊本県医療労働組合連合会は看護師、医師不足対策に関する要請書を熊本県の潮谷知事あてに提出し、要望書には具体的に以下のような事柄を求めています。


医療費抑制政策をやめ、医師や看護師など医療従事者を大幅増員する。


看護師不足の実態調査。


女性医師や看護師が働き続けられるよう院内保育所を完備する。


など・・・


また看護師は退職率が非常に高い職種で、その原因としては・・・


仕事が忙しすぎる。


主に勤務時間外に看護研究・勉強会を半強制される。


賃金、手当が安い。


年休や育児・介護休暇などが取りにくい。


など・・・


平成20年4月13日・読売新聞より一部抜粋


看護師不足は近年、本当に深刻ですが、国としてもっと積極的に対応を考えて欲しいものです。それにしても医療従事者(看護師)の約半数が辞めたいと思っているとは、厳しい現実ですね・・・



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