就職・転職する際に必ず確認する事

看護師の国家資格を取得した場合、ほとんどの方が病院へ就職をすると思いますが、就職、転職する際、具体的にどのような事に気を付ければよいのでしょうか?またどのような事を確認しておけばよいのでしょうか?
看護師が就職・転職する際に気を付ける事(必ず確認する事) | |
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◎看護師(職員)の数、年齢層
病院内の看護師(職員)の数、看護師の年齢層など。同僚となる看護師の年齢層や人数は必ず確認しておきましょう。
◎勤務形態
三交代か二交代か?日勤だけ可能か?夜勤専門看護師を採用しているか?また看護基準など。
◎夜勤について

夜勤の回数、夜勤の看護師の人数(患者数に対し何人の看護師で夜勤するか)。
また仮眠は可能か(二交代の場合は交代で仮眠できる所が多い)。
◎給料について
給料の額はもちろん、夜勤手当は経験能力給か一律か?
また『日祝日手当・三交代手当・退職金・住宅手当(病院によっては家賃の半分程度まで出してくれる所もある)』の有無や、昇給の割合(一年ごとにあるのが普通)、ボーナス(何ヶ月分?)も確認しておきたいところです。
◎残業について
残業の有無と、残業は月どれくらいあるのか?また残業手当の額(入院病棟の場合はほとんど定時で帰れることはないと思っておいた方が良いでしょう・・・)。
◎休日について
休みの形態(週休二日?月に何日?)。また休みの希望をある程度聞いてくれるか。
◎交通費について
交通費支給の有無(パートは出ない場合が多いです)。
◎通勤手段

通勤手段が自動車の場合、駐車場はあるか?病院によっては駐車場代をとられたり、自分で病院の近くの駐車場を借りなければならない場合もあります。
また病院によっては夜勤時のみ、車通勤が可能な場合などもあります。
◎寮の有無
寮はあるのか?ある場合、入寮可能か?寮がなくても病院がマンション等を借りてくれ、低家賃で住める場合もあります。
◎病床数・診療科の種類(数)
入院病棟は科別にきちんと分かれているか?もしくは混合病棟か?を確認しておく事。
混合病棟の場合、色々な科の患者を診ることになり覚える事も多く、幅広い知識が必要になり、一つの科だけに比べて精神的にも肉体的にもハードな勤務となる事が多いです。
◎手術・ICUの有無

手術をしているか?手術の数やICUの有無。
中規模病院ではICUがなく術後すぐ病棟に戻ってくることもあり、その場合、看護師は一般の患者を診ながらOP後の患者を診ることになり、かなりの負担になります。
◎救急指定病院か?
特に夜間は救急の受け入れの有無で夜勤の仕事量がかなり変わります。
◎透析・訪問看護の有無
透析、訪問看護の有無は確認しておきましょう。
◎専門スタッフの有無と人数

中小規模の医院病院などは医師の管理下のもと、薬の調剤やX線など、通常の看護師業務以外の事もやらなければならない事もありますので、『臨床検査技師・レントゲン技師(診療放射線技師)・薬剤師・理学療法士・作業療法士』など、専門スタッフの有無と人数を確認しておきましょう。
また看護助手がいない場合などは(個人医院など)、看護師が外まわりの掃除などもやらなければならない事もあり、看護師がする雑用の量が決まるため、看護助手の有無と人数も確認しておきましょう。
◎組合の有無
組合がある病院のほうが安心です。
◎託児所・病児保育の有無
病児保育(託児所)がある病院だと、子供が熱を出しても欠勤することなく仕事可能なので、特に小さな子供がいる方は必ず確認しておきましょう。
◎白衣の洗濯(クリーニング)
白衣は病院がクリーニングしてくれる場合が多いですが、自分で洗濯、アイロンをかけなければいけない病院(個人医院など)もありますので確認しておきましょう。

ただ一緒に働く医師や看護師の人柄、自分と合うかなどは実際働いてみないと分かりませんし、病院の評判や患者の立場からみた医師、看護師の評価と、働く環境はかなり違うと思っておいたほうが良いかもしれません。
もちろん友人、知人などが職員(看護師)として働いているなら、一番信用できる情報なので、ぜひ聞いて参考にしましょう。
また新人のうちに基礎的な技術を身に付けておけば、今後、転職、部署移動などがあって未経験の科に行っても、基礎さえしっかり身に付けておけばある程度応用がきき、苦労せず対応できるので、新卒の方は新人教育のカリキュラムがしっかりしている病院がオススメです。
看護師が病院を退職する際に気を付ける事 | |
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転職する場合、以前勤務していた病院に勤務態度や能力などを聞き合わせされることがあるため、転職する場合は円満に退職したいものです。

そこで転職する際は揉めることなくスムーズに退職できるよう、病院にもよりますが、最低でも2ヶ月前には看護師長(病院長)に退職の意志を伝えましょう(月の後半には来月1ヶ月の勤務表が作成されている場合が多いため)。
ただどこの病院も看護師不足の為、退職する事を伝えてもなかなかすぐ退職させてもらえない場合が多いのも現実です(給料UPなどを条件に引き留められる事も考えておいたほうが良いかもしれません)。
また退職を伝える時期によりボーナスに響く事もありますので、できればボーナスをもらう直前に退職を伝える事は避けたほうが良いかもしれませんねσ(^_^;)
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