看護師が転職する理由

看護師不足が続くなか、病院側からすれば看護師には辞めてほしくないのが現状です。しかし看護師側からすれば、さまざまな理由で転職を考えています。
具体的に看護師はどのような時に転職を考えるのでしょうか?
看護師が転職する理由 | |
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◎待遇面での不満
特に効率よく仕事をこなせる看護師の場合、他の看護師以上に働いているにもかかわらず、勤務能力に見合った給料が貰えていないと考え、給与面での不満で転職を考える人は非常に多いようです。
◎配属先の不満
内科希望だが外科や救急、OP室に配属されたなど、希望する部署で働けない場合も転職を考えるようです。
◎夜勤(勤務時間)の不満

夜勤が忙しい、勤務時間が長いなど体力的な問題で転職を考える看護師も多いです。
若い時は夜勤が苦にならなくても、何年も夜勤を続けていると体調を崩すことも多く、また中腰での作業、立ち仕事、患者の移動など、腰痛に悩まされている看護師も多いようです。
◎精神的負担が大きい
経験年数が上がるにつれ以下のような重要な仕事を任される事が多くなり、責任が重くいつも緊張状態にあり、精神的負担が原因で転職を考える看護師も多いようです。

・役職(師長/主任)についた時、何か起こると全ての責任を負う事になる。
・日勤の場合いつもリーダー業務につかされる(その日の責任者として担当患者を振り分けたり、院長の回診についたり、看護師みんなの業務がきちんと行われているかを確認するなど)。
・重症患者の担当にされる。
・夜勤は新人や経験の浅い看護師と組まされ、自分の仕事以外にカバーしなければいけない事が多くなる。
◎患者の死

看護師になる時点である程度の覚悟はしていたはずですが、何度も患者の死に立ち会う事に疲れ、転職を考える看護師も多いようです(癌病棟など死に立ち会う機会が多いと、死に直面しにくい比較的軽症の患者さんや検診業務、外来のみの医院などに魅力を感じる看護師が多い)。
◎人間関係
病院に限らずどの職場でも人間関係がうまくいかない時には、やはり転職を考えるようです。
特に看護師の場合、女性職場なので(男性看護師もいますが)一人や二人は必ず自分と合わない人がいる事が多く、合わない人との夜勤などはかなりストレスが溜まるようです。
◎医師に不満

ストレスなどがあるかもしれませんが、仕事を確実にこなしているにもかかわらず、医師が短気ですぐに怒ったり、看護師にあたると、その病院を辞めたいと思うようです。
◎結婚・出産

結婚、出産などを機に看護師を辞める方も多いですが、続ける場合でも家庭の事情で夜勤がない病院など、ある程度、時間の融通がきく病院へ転職を考えざるを得ません。
◎スキルアップを目指して
「緩和ケア・救急看護・皮膚排泄ケアなど」、自分の希望する専門分野での看護、スキルアップして自分の能力を生かしたい場合などにも当然、転職を考えるようです。
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